大逆転劇だ――。バレーボール男子のネーションズリーグ(VNL)1次リーグ第3週千葉大会2日目(17日、千葉ポートアリーナ)、世界ランキング5位の日本は同9位のアルゼンチンに3―2で勝利。通算成績を7勝3敗とし、決勝ラウンド(30日開幕、中国)進出に大きく前進した。

 2021年東京五輪銅メダルのアルゼンチンに対し、第1セットの序盤から一進一退の攻防を繰り広げたが、17―17から3連続得点を喫して23―25で落とす。第2セットも競り合う展開が続くも、後半に突き放される。22―24から主将・石川祐希(ペルージャ)の軟打で1点差に迫ったものの、23―25で奪われた。

 後がなくなった第3セットは序盤から日本ペースで試合を進める。宮浦健人、石川らが得点を重ねてリードを広げ、25―21で望みをつないだ。第4セットも日本ペースの展開。中盤の判定が覆ったタイミングで流れが一変する場面もあったが、25―23で振り出しに戻した。運命の第5セットは日本が粘り強さを発揮して白星を引き寄せた。

 決勝ラウンドには開催国の中国と1次リーグの上位7チームが進出する。ロラン・ティリ監督は15日の記者会見で「日本ラウンドに出場する5チームが、非常に厳しい競争になるのではないかと思う。3勝が必要になるので絶対に3戦勝ちたい」と語っていた。16日のドイツ戦に続き、貴重な白星を手にした日本に明るい兆しが見えてきた。