阪神・秦雅夫オーナー(68)が17日、大阪市内の阪神電鉄本社で前半戦を振り返っての総括会見を行った。今季は球団創設90周年の節目とあり、藤川球児新監督(44)を招へいし必勝を期したシーズン。期待通りに前半戦首位ターンを確定させている虎将に対し「よほどのことがない限り(契約期間の)3年間、チームの指揮を任せたという、当初の気持ちは全く変わっていません」と最大限の信頼を示した。
阪神の90年の歴史において、就任1年目にリーグ優勝を決めた監督はいまだ誰一人いない。仮に、このまま首位を快走するチームが突き進めば藤川監督は球団史上初の快挙を成し遂げることになる。秦オーナーの言葉を信じるならば、現役、監督として有力な功労者となる指揮官にはそれなりの〝勲章〟が与えられても不思議ではない。
ちなみに藤川監督が就任時に理想と掲げたのは「岡田監督」の存在だ。第1次政権では2004年から08年の5シーズンに渡って指揮を執った前監督以上に、藤川監督が長期政権を担う未来も見えてくる。
秦オーナーは藤川監督の就任に際し、2つの願いを託した。それは「守りの野球で勝つという球団の方針をしっかり共有すること」と「自分の役割をきちんと理解した上でなすべきことを確実になす。この姿勢を徹底すること」。現状、虎将はオーナーの願い通りの采配ぶりを示していると評していい。
この日、予定されていた中日戦(甲子園)は降雨中止となった。現時点で87試合を消化し51勝34敗2分で勝率6割。2位・巨人に9ゲーム差をつけ、セ界を独走している。19日からの巨人3連戦(東京ドーム)、球宴を経て藤川阪神がどんな戦いぶりを見せるのか。歓喜の秋を迎えた暁には、藤川監督の〝岡田超え〟も見えてくる。












