今季最大の正念場だ。DeNAは16日の広島戦(マツダ)に3―4で惜敗。先発したトレバー・バウアー投手(34)が6回6安打4失点で自身5連敗となる8敗目(4勝)を喫した。

 立ち上がりからつまずいた。初回に先制点をもらったものの直後に暴投で同点に追いつかれ、3回には二死からの3連打で2点を勝ち越され、6回にはモンテロにソロを被弾。試合後のバウアーは「いいボールもあったと思うんですが」と力ない笑みを浮かべ「今日は良かった部分、ポジティブなところがなかなか見つけられない。(調整法も)何を変えていけばいいのか分からない」と弱気な言葉を繰り返した。

 三浦大輔監督(51)は「バウアー本人が一番もどかしさを感じていると思う」とフォローしたが、今後もローテで起用するのかを聞くと「考えてます。毎日考えてます」と言葉を絞り出した。

 補強の目玉として再獲得したバウアーが思うような投球をできない中、この日は入江の代役で守護神に指名していたウィックも「上半身コンディション不良」で登録抹消。「(救援陣は)いるメンバーでやっていきます」と救援陣も苦しいやりくりが続く。

 球団は藤浪晋太郎投手(31)の獲得を正式発表した。泣きっ面に蜂状態のチームにあって剛腕の加入は最も明るい話題といえる。注目される起用法について、三浦監督は「先発かリリーフかは、何も決めつけずに本人と話をしてと考えてます」とし「(阪神)タイガースにいる時から、もっと言えば高校の甲子園の時も見てましたし、非常にポテンシャルが高い。まだまだできるし、これをきっかけにして頑張ってもらいたい」と大きな期待をかけた。

 さらに最大の課題である制球難についても、こう斬って捨てた。

「そういうマイナスよりもプラスの方が大きいと思う。四球が多い投手なら他にもいるし、藤浪はそれ以上に大きな武器を持っていますから。160キロ投げられる投手が何人いるんですか。それだけの力を持ってる投手なんですから」

 いつものことながら、選手を信頼して使う番長のポリシーは揺るぎない。藤浪は応えられるのか。