参院選(20日投開票)で各候補者が猛暑の中、政策のアピールに走り回っている。訴えにおいて大きな手助けとなるのが、応援弁士の存在だ。中でも政党要件の維持がかかる社民党がラサール効果で盛りあがっている。ラサール石井氏のもとに「コント赤信号」の盟友が駆けつけたのだ。
社民党は参院選で得票率2%か3人以上の当選をクリアしないと、公選法上の政党要件を満たせなくなってしまう崖っぷちの状態にある。6日、東京・新宿のホコ天に比例代表から社民党公認で出馬しているラサール石井氏と福島瑞穂党首の姿があった。さらに「相方」のタスキをかけたコント赤信号の小宮孝泰も参加。伊勢丹前から旧新宿アルタ前までを練り歩き、有権者と触れ合った。
ラサール氏は「先日、うちのリーダー、渡辺(正行)からLINEが来て、『石井、40年付き合った友人なんだから、支持政党とか関係なくおれと小宮で話し合って応援に行くと決めた』と連絡があった。涙出ました。じゃあと日程決めたら来れなくなった。リーダーらしい」と応援の経緯を説明した。
小宮は「彼はいつか選挙に出るだろうなと思っていた。とうとうこの日がやってまいりました」と明かした。「彼は正義の人でございます。私たちの業界は〝上に弱く下に強い〟という古いしきたりの世界が続いてきた。その中でも彼は上の人が間違ったことを言うと、ちゃんと文句を言ってきた」と、ラサール氏の人となりを紹介した。
ラサール氏はあえて知り合いの有名人に応援要請はしてこなかったが、それでも同じ事務所で「ピンクの電話」の清水よし子も同日、応援に駆け付けた。改めてリーダーこと渡辺が応援に来るかについて、ラサール氏は「もう(スケジュールが)合わないみたい」と話したが、可能性がないとも言い切れない。振り返れば選挙初日も街頭演説にタレントの松尾貴史がたまたま現れ、関係者がその場で急きょ演説を依頼するハプニングもあった。
ラサール氏の出馬会見にはX(旧ツイッター)で紀藤正樹弁護士が「歴史に残る会見」と評し、東ちづるも「聴き入った」と感銘を受けるなど著名人がコメント。また、ラサール氏によると、出馬に際して多くの激励があったとし「名前は言えないけど、有名な俳優さんたちもいっぱい」という。まだまだふらっと応援に現れる芸能人がいるかもしれない。
有名人の応援を受けるのはラサール氏だけではない。自民党から比例代表で出馬している鈴木宗男氏には歌手の松山千春が駆けつけている。無所属で東京選挙区に出馬している山尾志桜里氏には漫画家の小林よしのり氏が応援した。
永田町関係者は「有名人、特に芸能人を選挙応援に呼ぶのは大変なこと。政治的な色が付くと仕事に影響しかねないし、契約によっては違約金が発生するという話も聞いたことがある。来てくれればメディアも扱うし、話もうまいので盛りあがることは間違いない」と話した。
ラサール効果で社民党は崖っぷちから脱することができるのか。












