ドジャースの大谷翔平投手(30)は1日(日本時間2日)に本拠地ロサンゼルスでのホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場し、4回にナ・リーグ一番乗りの30号ソロを放ち、5年連続30本塁打に到達した。オールスター戦前に3度以上の30発は史上4人目の快挙だ。順調にアーチを量産し、昨年を上回るとシーズン56本ペースで3年連続本塁打王も視野に入る。こうなると現役引退までにメジャーで何発放つのか気になるところだ。ドジャースの番記者の生涯本塁打数の予想は――。

 打球が上がった瞬間、ドジャー・スタジアムのファンは総立ちとなった。5―1の4回二死無走者で新人右腕スミスのフルカウントからの6球目、内角のスライダーを豪快に振り上げた。角度42度、打球速度116・3マイル(約187・2キロ)のロケット弾は美しい放物線を描いて右中間席に飛び込んだ。30号ソロは飛距離408フィート(約124・4メートル)の文句なしの一発だ。これで5年連続で30号に到達した。オールスター戦前の30本塁打は2021年、23年に次いで3度目。マーク・マグワイア(カージナルス)、ケン・グリフィー(マリナーズ)、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)に次いで4人目の快挙。この30号でMLB通算では255本に達した。

 6月16日(同17日)のパドレス戦で投手復帰。同28日(同29日)の前回登板ではメジャー移籍後自己最速の101・7マイル(約163・7キロ)をマークし、投手として再び注目されるが、ジャッジとともにメジャーを代表する長距離砲だ。本塁打打者として覚醒した21年以降の208発はジャッジの226本塁打に次いで2位。2年連続50号、さらには史上7人目(10度目)の60本塁打も期待される。その大谷は現役引退まで通算何発放つのか。密着している番記者に予想を聞いた。

 オレンジカウンティー・レジスター紙の重鎮ビル・プランケット記者の予想は600本だ。ちなみに過去に達成しているのは9人だけの聖域だ。

「500本以上は間違いない。彼だったら600以上までは野球をやるんじゃないかと思う。彼はそういうマイルストーン(節目)にモチベーションを感じるタイプだと思う。だからもしそれに近い数字だったらプレーを続けて達成すると思う」

 MLB公式サイトのソーニャ・チェン記者の予想は500~600本と幅がある。

「(打者として)928試合に出場して250本塁打を放っていることを基に、今季残りの試合数と今後8シーズン(各162試合)を想定して、キャリア合計出場試合数は1396。キャリア平均の本塁打ペースを基にざっくりと計算すると、600本以上」

 ただし、これはあくまでも確率を単純計算したもので、年齢が上がれば、本数は減るだろう。

「年齢的なものは加味されていないから、個人的には550本以上で、大谷というところで高めに見積もって600本打つのではないかとの希望がある」

 比較的シビアなのは米スポーツサイト、アスレチックのファビアン・アルダーヤ記者と地元紙ロサンゼルス・タイムズのジャック・ハリス記者だ。

 アルダーヤ記者の予想は515本で、理由をこう説明する。

「残り8シーズンと半分だから…、515本じゃないかな。投球がどのくらいインパクトを与えるかと、年齢的なことを考えてその数字。盗塁にもフォーカスするようになったことを考えると、それが妥当じゃないかなと思う」

 ハリス記者は500本で「ちょうど500本ぐらいじゃないかな。残り8年間で毎年30本打てたら、それは実際すごいこと」と強調した。

 実際、500本塁打を記録しているのは28人で、米野球殿堂入りの目安の数字の一つになっている。投打二刀流のため、打者で大記録を残すのは難しいと見られていたが、そんな壁も軽く突破しそうだ。