開幕から負傷者リスト(IL)入りし、右肩のリハビリを続けているレッドソックスの吉田正尚外野手(31)が7月1日(日本時間2日)、傘下マイナー3Aウスターのホームゲームで「DH」としてリハビリ出場を果たすことが29日(同30日)に決まった。

 その吉田がジャイアンツに電撃移籍したラファエル・ディバース内野手(28)について語った。「彼は明るくて、プライベートでもすごく優しく接してくれたし、僕とはすごくいい関係だったのですごく寂しい」

 今季からバットをビクタス社に変更したのはディバースの影響。メジャー1年目からディバースが使っている同社のバットに大きな興味を示し、素材、バランス、フィーリングなど、様々な意見交換していた。

 ドミニカ共和国出身のディバースはレッドソックスと16歳でマイナー契約を交わした。2017年7月にメジャーデビューを果たし、21年には38本塁打、113打点でチームの顔となった。

「レッドソックスの一番下から上がってきて、契約(10年3億1350万ドル=約452億円)もしっかりつかんだホントに数少ない選手」

 メジャー9年でオールスター戦出場3回、28日(同29日)時点で既に1146安打、217本塁打を放っているディバースがメジャー屈指の強打者であることは誰もが認めている。

「すごくレベルが高くて、パワーがあって、ホームランを打つところもたくさん見てきた。それを近くで見られないのは寂しい」

 その上でこうエールを送る。「彼はまだあと8年くらい契約が残っているし、激戦区(のナ・リーグ西地区)で、(ジャイアンツの本拠地オラクル・パークの右翼場外の海に飛び込む)スプラッシュヒットをたくさん打つんじゃないかな。彼ならたくさん打つと思う」

 突然の移籍には驚きを隠せなかったが、「そこには球団のいろんな考えがあるだろうし、僕にはわからない」。

 メジャーでは自身もそうであったように、シーズンオフはもちろんのこと、シーズン中にトレードの噂が飛び交うことも日常茶飯事だ。

「いろんな考えがあるだろうが、日本とは考え方が違う。ビジネスの要素、(トレードの対象となるマイナーの)プロスペクトとの兼ね合いもあると思うし、30球団もあるので動きがあるんだと思う」

 メジャー復帰が迫っている吉田。ディバースの穴を完全に埋めることはできないかもしれないが、起爆剤として期待される。