MLBのトレード期限が約1か月後の7月31日(日本時間8月1日)となる中、米メディアの間でさまざまな可能性が伝えられている。

 最も動向が注目されているのは、やはり2年連続のワールドシリーズ優勝を目指すドジャースだ。補強ポイントとして数え切れないほど指摘されているのが、故障者だらけの投手陣。先発陣だけでもスネル、グラスノー、佐々木を欠き、ロバーツ監督も苦しい起用を強いられている。

 そうした中、米全国紙「USA TODAY」の名物敏腕記者、ボブ・ナイチンゲール氏が25日(同26日)に「(ドジャースは)もう1人の先発投手を求めている。アルカンタラは彼らが求める男だ」と報じた。

 2022年にサイ・ヤング(CY)賞を獲得したマーリンズのサンディ・アルカンタラ投手(29)は、23年10月に右ヒジのトミー・ジョン手術を受け、24年シーズンは全休。復帰した今季は15試合に先発して4勝8敗、防御率6・69と見栄えこそよくないが、今月に入って4試合の先発で同2・74と輝きを取り戻しつつある。

 また、アルカンタラは23年から5年総額5600万ドル(約80億円)の契約を結び、今季で3年目。ナイチンゲール氏は「アルカンタラの魅力は2027年シーズンまで契約が残っていることだ。移籍金は高額になるだろう」とも指摘している。米メディア「アスロンスポーツ」も「獲得を狙うチームには魅力的なセールスポイントになるだろう」と〝同調〟し「(ドジャースは)どのチームもうらやむであろう、あと3年のチームコントロールを持つ元サイ・ヤング賞投手に投資することになるだろう」と伝えた。

 チームではカーショーがCY賞に3度(11、13、14年)、離脱中のスネルも2度(18、23年)輝いている。故障明けのシーズンとはいえ、新たな実力者が〝本命〟となるのか――。