インドネシアの火山リンジャニ山をトレッキングしていたブラジル人ダンサーのジュリアナ・マリンスさん(26)が20日、火口湖を見下ろす遊歩道から足を滑らせ、崖に転落した。23日時点で危険な斜面で救助を待っているが、救助隊がたどり着けていないという。ブラジルメディア「TVブラジル」などが23日、報じた。

 マリンスさんは遊歩道から足を滑らせ、崖を300メートル近く滑り落ちたが、奇跡的に奥深くまで転落せず、とどまった。

 ドローン映像には、火山の穴に取り残され、助けを求めているマリンスさんの姿が映し出されていた。

 しかし、その後も滑り落ち、500メートル以上下の場所にいるとみられる。

 連日、救助隊が救助活動を続けている。ヘリコプターによる救助活動は悪天候のため中止となった。ロープを伝って、レスキュー隊が火口に下りて助けようとしたが、過酷な地形と濃霧を含む激しい天候の変化により、マリンスさんがいると思われる場所までたどり着くことができないという。グヌン・リンジャニ国立公園は「安全のため、レスキュー隊は安全な位置まで引き戻された」と説明した。

 マリンスさんの家族はインスタグラムに「丸一日かかって、レスキュー隊はわずか250メートルしか進めませんでした。ジュリアナまであと350メートルというところで撤退してしまったのです。助けが必要です。ジュリアナに緊急にレスキュー隊が到着する必要があります」と投稿した。

 現在も救助は続いている。ブラジル外務省は、ジャカルタのブラジル大使館が救助活動を監視するために代表者を派遣したと発表した。