「ウォルト・ディズニー・ジャパン」が管理する公式ツイッターが9日、大炎上。ツイートを削除し、謝罪に追い込まれる騒動があった。

 9日午前、「A VERY MERRY UNBIRTHDAY TO YOU!」のメッセージが入ったアリスの画像と一緒に、担当者がこれを“意訳”したのだろう、「なんでもない日おめでとう」とのメッセージが投稿された。このメッセージは、映画「ふしぎの国のアリス」の一場面で「三月うさぎ」や「いかれ帽子屋」などのキャラクターが、「お誕生日じゃない日の歌」を歌い、誕生日以外の364日を祝っていることにちなんだものと思われる。

 同ツイッターは、公開映画やキャンペーン、キャラクターグッズの宣伝など広報用に開設されたもの。ただ、7月28日に、ミッキーマウスの「行動する前からあれこれ考えずまずはやってみること」というセリフを紹介したように、ちょっとした生き方のヒントを発信している。

 担当者は今回、このメッセージも“特別じゃない日常こそ幸せ”という意味を込めて発信したつもりなのだろうが、今年の9日は長崎原爆投下から70年の節目の日。「なぜ、この日に投稿したのか」「担当者は原爆の日も知らないような世代なの?」などと批判されるハメになった。

 騒動はこれにとどまらず、東日本大震災から4年になる今年の3月11日のツイート「春よ、来い♪」や、広島に原爆が投下された8月6日の「暑中お見舞い申し上げます」などのツイートも掘り起こされ「日本人の神経を逆なでしている」と糾弾する人まで現れた。

 結局、何の説明もないまま午後3時すぎにツイートは削除。夜になって【お詫び】と題し「皆様にご不快な思いをさせてしまう不適切な表現がありましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪がツイートされた。

 謝罪後も「なぜ“何でもない日”と思ったのか。無知すぎる」といった批判は相次ぎ、「ディズニーもついに炎上商法に手を出したか」とやゆされる始末。ディズニーにしてはお粗末な顛末だった。