WWEの〝明日の女帝〟アスカが約1年1か月ぶりに復帰。トーナメント1回戦で快勝し、準決勝に駒を進めた。
昨年5月までカイリ・セインとの名コンビ「カブキ・ウォリアーズ」でWWE女子タッグ王座を保持していたが、同4日のPLE「バックラッシュ」で王座陥落。以降はヒザの負傷で手術し、長期欠場に入った。昨年7月の日本公演に登場するも、欠場期間は実に1年以上に及んでいた。
16日(日本時間17日)のロウ(ウィスコンシン州グリーンベイ)でファン待望の復帰戦。「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメント1回戦のフェイタル4WAYマッチでステファニー・バッケル、ラケル・ロドリゲス、アイビー・ナイルと激突した。アスカの入場テーマが鳴り響くと、館内は大歓声で最高峰王座獲得4度の女帝のカムバックを歓迎した。
ゴングが鳴ると、長身のラケルにバックブローを決めてからステファニーとの合体スーパーキックを叩き込んだ。ただ、ブランクの影響か攻め込まれる場面もあったが、女帝の地力はさすがだ。ラケルが怪力でステファニーとアイビーを抱え上げたところに、コーナー上段から豪快なミサイルキックを発射。得意の破天荒な攻撃で、3人まとめてなぎ倒した。
続けて「フォーッ!」と奇声を上げながら、3人に打撃を連発。ラケルにはコードブレイカー、アイビーには強烈なヒザをぶち込み、女帝の独壇場だ。ステファニーから猛攻を浴びるも、3カウントは許さない。
4人入り乱れての白熱の攻防は、ラケルがテハナボムでステファニーを叩きつけたが、ラケルと抗争を続ける〝マミー〟リア・リプリーが乱入。反則OKルールをいいことに、ラケルを場外に引きずり下ろし、リップタイド(変型ボム)で叩きつけた。さらにアスカの待つリング上へと放り込んだ。
長年の宿敵でもあるリアのアシストを得た女帝は、ラケルにこん身のランニングヒップアタック「エンプレス・インパクト」をぶち込む。見事に決まって、3カウントを奪った。会心の復活勝利に、ライバルのリアも拍手でエール。制御不能な女帝も珍しく感慨深げな表情を浮かべた。
試合後は、キャシー・キャリーのインタビューに答え「炎は消えていない! 燃え続けている」と絶叫し、トーナメント優勝を宣言した。「誰もアスカを止められへん!」の決めゼリフで締めると、自身のX(ツイッター)にも「私はいなくなっていなかった。私は内なる力を持っていた。炎は決して消えることはなく、今も生き続けている、今…再び燃える時が来た」と投稿し、復活をアピールした。
次回スマックダウンで行われる準決勝の相手はアレクサ・ブリス。コンビで女子タッグ王座を保持したこともあるライバルを破り、決勝戦の舞台「ナイト・オブ・チャンピオンズ」(28日=日本時間29日、サウジアラビア)にたどり着けるか。トーナメントVを成し遂げれば、真夏の祭典「サマースラム」(8月2、3日=同3、4日、ニュージャージー州イーストラザフォード)でイヨ・スカイの持つ女子世界王座に挑戦できる。女王返り咲きへ、女帝の進撃が再開された。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。












