柔道男子100キロ級で2021年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)は〝大舞台〟をモチベーションに、長きにわたって現役生活を全うしてきた。
8日の全日本実業団対抗大会(北海道・北海きたえーる)を最後に現役を退いたウルフは、10日に都内で引退会見を実施。「五輪は僕が柔道を続けていく上で欠かせないものだったと思う。五輪があるからこそ、ここまで柔道を続けてこられたと思う」と神妙に語った。
史上8人目となる「柔道3冠」(全日本選手権、世界選手権、五輪)に輝くなど、日本の重量級をけん引。「僕は普段練習している中で、自分が正しいと思っていることをやってきた」と明かすが、可否が分かるのは試合の場。「試合で優勝するために練習をしている。勝てなかったら何か違うんじゃないかと思っていた」と試行錯誤を繰り返しながら、世界の頂を目指してきた。
最も印象的な試合に挙げたのはチョ・グハム(韓国)と相まみえた東京五輪の決勝だ。試合はゴールデンスコアの末に一本勝ち。「東京五輪でまずは優勝するために柔道を続けてきた。心身ともに誰にも負けない準備をして、試合で出し切ることができた」と振り返った。
そんなウルフは柔道を「人生そのものだった」と表現。ステージは変わるが、柔道への思いはこれからも変わらない。












