懸命の〝密室トレ〟だ。ソフトバンク・栗原陵矢内野手(28)が9日の休日を返上して打撃練習を行った。
チームはここまで56試合を消化。栗原はケガで開幕を二軍で迎え、4月17日に一軍に登録されて以降、38試合に出場した。ただ、打撃の状態はなかなか上向かず、打率1割9分3厘、3本塁打、10打点。昨季、打率2割7分3厘、20本塁打をマークした打者としてはあまりにも物足りない数字だ。小久保監督は「彼にはやってもらわないと困る」とハッパをかけ続けてきたが、8日のヤクルト戦(神宮)ではスタメン落ち。代打で出場した9回も三邪飛に倒れた。
開幕時は守備固めや代走要員だった野村がリーグ4位の7本塁打と躍動し、どのポジションでもこなせる守備力も兼ね備えている。8日の試合で栗原に代わって三塁で先発出場したのも野村で、うかうかとはしていられない状況だ。
栗原はこれまでにも休日返上で練習に取り組んだことはあったという。だが、みずほペイペイドームを訪れたのは午前10時。ウエートトレーニングなどで汗を流し、先発投手陣の練習が終わるとグラウンドに場所を移し、出入り口のドアを閉め切った。
外部との行き来を遮断した〝密室空間〟で黙々とバットを振り「結果が求められる世界。自分のやりたい取り組みだけをやっていても、それが結果に結びつかなかったら意味がない。やることはやりつつ試合では打てる形を探していきたい」と決意を語った。
10日からは本拠地で巨人との3連戦。昨年までホークスで苦楽をともにしてきた甲斐拓也捕手(32)とも戦うこととなる。「もちろん真剣勝負の中ですけど、あまりないことなので楽しんでやれたら」と意気込んだ背番号24。後輩にも突き上げられる中、不振から脱出できるのか――。












