阪神が8日のオリックス戦(甲子園)に8―1で大勝し、同一カード3連勝を決めて交流戦単独首位に躍り出た。

 3回に中野の適時打、森下の決勝弾となる10号3ランで相手先発・曽谷を攻略。7回には佐藤輝の17号満塁弾でトドメを刺した。2回までパーフェクトに抑えられていた曽谷に対し、3回先頭の坂本が左前打で出塁すると、続く小幡のところでランエンドヒット。試合後の藤川球児監督(44)は「普通に打つだけでは(攻略が)難しい投手」と動き、4得点のビッグイニングにつなげた。

 投げては先発の伊原が5回1失点(自責0)で5勝目。そこから石黒、ネルソン、及川、岩貞とつなぎ、勝ちパターンの投手を温存する盤石の試合運びをみせた。それでも「まだ課題だらけ」と指揮官の評価は厳しかったが、これは前カードから4連勝中のチームを引き締める意味合いもあったからだろう。

 3番・森下の3ラン、4番・佐藤輝の満塁弾と甲子園には昼間から大きな花火が飛び交った。この内容に関して藤川監督は「日曜日、甲子園に来られたタイガースファンの方々が明日楽しく会社、学校に行けると思うと本当にうれしく思いますね」と手放しで称賛した。6日に公表された球宴ファン投票の中間発表でも最多得票は森下で2番手は佐藤輝。それに関しても「プレッシャーにならずに意気に感じてプレーできている」と虎将は頼もしげだった。

 今季最多の貯金14で2位DeNAに3・5ゲーム差をつけ、セ・リーグ首位。交流戦でもトップを走る1年目の藤川阪神が、この勢いのまま10日から敵地で西武、楽天との6連戦に臨む。