J1福岡の金明輝監督が6日、ルヴァン杯・プレーオフラウンド広島戦第2戦(8日、Eピース)を目前に控え、意気込みを語った。第1戦はホームで1―0と先勝。リードを持って敵地に乗り込むが、指揮官は「アドバンテージという感覚はない」と言い切り、勝利をたぐり寄せるための積極的な戦いを示唆した。

「選手たちにも『先に勝っている』という話は一切していません。2戦目で敗れれば延長、あるいはそのまま終わる可能性もある。優位に立っている意識は正直ない」。大会のレギュレーションを踏まえた上で〝守る姿勢〟を明確に否定した。

「90分間、守り切れるほど甘い相手じゃない。守って勝てる相手じゃないというのが正直な感覚です。審判の判定を含め、タフな展開になることも予想される。だからこそ、本当に勝つためのベストなメンバーで臨みたい」と、攻守のバランスを重視する構えを示した。

 相手のキーマンと見られる広島のFW中村草太については「スピードとドリブルの突破力は非常に脅威」と警戒。ポジションも多様で「シャドーかサイドか。時にはウイングバックもこなす選手」と話し、試合中の変化にも備えている。「前を向いてフリーで持たせたら怖いが、前回は仕事をさせなかった印象」と冷静に振り返った。

 第1戦で決勝点を挙げた長身FWウェリントンの状態にも言及。「本人も『大丈夫』と言っていたし、元気です」とコンディションに太鼓判。「FWがそろわない現状で、彼の高さは広島のセットプレー対策にも有効」と信頼を寄せた。

 リードを意識せず「守るのではなく勝ちにいく」。アウェーでの第2戦で、福岡の本気が問われる。