マリーゴールドのMIRAI(25)が恩人への思いを胸に、初代タイガーマスク(佐山聡)率いるストロングスタイルプロレスに初参戦する。

 この日に都内で、同団体の6月12日東京・後楽園ホール大会の会見が開かれた。同大会は4月21日に亡くなった昭和プロレスの重鎮で〝過激な仕掛け人〟と呼ばれた新間寿さん(享年90)の追悼興行。MIRAIはプロレスリング・エボリューションのソイとシングルマッチで対戦する。

 MIRAIは「念願のストロングスタイルプロレスに参戦させていただけることに、とてもありがたく思っています。対戦相手のソイさんとは〝初遭遇〟なので、戦った時にどんな化学反応が起きるのかワクワクしています。個人的には、似たような魂を持っていると感じているので、真正面から正々堂々とぶつかりたいと思います」と腕をぶした。

 岩手県宮古市出身のMIRAIは、当時小学5年だった2011年3月11日に東日本大震災で被災。翌年5月に、山口・巌流島で行われた前身のリアルジャパンプロレスのチャリティー大会に招待されたのをきっかけに、プロレスラーを志すようになった。

 MIRAIは「新間さん、佐山さんには自分がプロレスと深く関わるきっかけをいただきました。自分の親に『プロレスラーになりたい』と言った時、親は困って新間さんに電話で相談したらしいです。その時、新間さんは『やめさせなさい』と言ったらしいですが、自分はやめませんでした。考えてみたら、初めて新間さんの言ったことに対して反抗したと思います。でも、自分はそれだけプロレスラーになりたい気持ちがありました」と明かした。

 その上で「『やめさせなさい』と言ってくださった新間さんですが、自分がプロレス界に入ったら、いつも優しく応援してくださっていました。今回は追悼興行ということですが、きっと会場のどこかで、いつもみたいに優しく自分のことを見守ってくれていると思います。感謝の気持ちを持って、自分らしい戦いをして、成長した姿を見ていただきたいです」と拳を握った。