立ち技格闘技イベント「K―1 BEYOND」(31日、横浜BUNTAI)でのK―1スーパーライト級王座戦で、前日の計量失敗で王座はく奪になったヨードポン・ウィラサクレック(30=タイ)が稲垣柊(25)を下して意地を見せた。

 ヨードクーポンは前日の計量で100グラムオーバーでクリアならず。試合は公式戦として扱われるものの、王座はヨードクンポンが勝てば空位、負ければ稲垣が新王者となる条件で行われた。

 勝ってもベルトを巻けないヨードクーポンだが、試合では積極的に攻めて2ラウンド1分26秒でKO勝ちを手にした。ベルトを失ったものの強さを示したヨードクンポンは「今日の試合はプラン通りに運べたと思います。左フックにカウンターを合わせる練習通りの勝ち方ができました」と微笑む。

 計量失敗でベルトを失った当初は落胆したとしつつも「一晩寝て『自分を応援してくれているタイのみんなやサポートしてくれるジムのみんなもいる』と考えて気持ちを切りかえることができました。自分の強さやテクニックを見てもらいたい気持ちで戦いました」と話す。

 失ったベルトについては「残念ですけど、リングの上で自分の強さを見せるしかないし、反省して進んでいかなければいけないと切りかえました。日本の気候だと減量が厳しい部分があるので1つ上の67.5キロの階級(ウエルター級)にあげることも考えています。1つ上の階級でもタイトルマッチのチャンスがあるなら、臨みたいです」と前を向いた。

 また、K―1スーパーウエルター級王座戦は王者オウヤン・フェン(中国)がダリル・フェルドンク(オランダ)を下し防衛。K―1クールーザー級王座決定戦はティアン・ターザン(オランダ)がマハムード・サッタリ(イラン)にKO勝ちで新王者となった。