チーム再建を進める西武・西口文也監督(52)が、今後の戦いを見据えたマネジメントを続けている。
30日までに48試合を消化して26勝22敗の貯金4で、首位・日本ハムに1・5ゲーム差の3位につけている。シーズン91敗を喫した昨年の同時期は、首位に14・5差を離された借金14のどん底。5月18日には球団史上最速で自力優勝の可能性が消滅していた。
それと比較すれば再建は順調そのもの。だが、現場の目標は6年ぶりのリーグ優勝で、勝負の9月を迎えるために今後の交流戦や夏場をいかに乗り切るかも重要だ。打線は1~5番打者は機能しつつある一方、その後を打つ「6番打者」の適任者がなかなか見つからない。
クリーンアップの直後に入る6番には、つなぎの役割もこなせる器用な打者が理想的ではあるが、ここまでのべ13人が起用されたように7番と並んで固定するまでには至っていない。そこで指揮官は仁志野手チーフコーチとともに、昨秋から〝強化指定選手〟としている5年目・長谷川信哉外野手(23)を当てはめる構想を抱いているようだ。
長谷川は今季開幕を「1番」で迎えながら打率1割台と低迷し、その座を西川に奪われた。それでも、長谷川自身が「あの試合からどんどん振っていけるようになった」と振り返る20日の楽天戦(盛岡)から打棒は急上昇。同戦からの7試合では打率3割9分3厘(28打数11安打)と打ちまくり、打率2割9厘まで回復させた。
西口監督も「最近は本当にいい感じで打てている。今までみたいにオーバースイングも減ってきているし、ボールに対してうまくコンタクトしてくれている。短期的にはよくなってきているんじゃないですかね」と長谷川の〝開眼〟に期待を寄せる。
また、6番打者の重要性についても「クリーンアップの後とかにしっかり打ってくれるバッターがいれば、(相手バッテリーが)4番とか5番と勝負しなければいけなくなってくる」と強調していた。「(好調が)長く続いてくれれば我慢のしがいがある」と重きを置いていた6番に長谷川がピタリとハマるのか。ここまで一度も登録を抹消することなく一軍に置き続けた西口監督の期待に、今こそ長谷川が応える時でもありそうだ。













