立ち技格闘技イベント「K-1 BEYOND」(31日、横浜BUNTAI)の公開計量が行われ、失敗が続出する異例の事態になった。

 まさかの事態に会場がザワついたのは、K-1反乱軍「リベリオン」を率いるレオナ・ペタス(33)と対戦する天野颯大(21)の体重が読み上げられた時だった。「K―1スーパーフェザー級王座決定トーナメント」リザーブファイトの契約体重60キロを大きく上回る62.2キロでクリアならず。これにはレオナもあきれたように両手を広げ、不満をあらわにした。

 これを受けて宮田充プロデューサーが「超過が2キロ未満の場合は協議の上で試合を行うかどうか決定する。2キロ以上は失格負けとなる」との規定を説明。天野も失格になるとして、レオナサイドとは「明日どのような形で迎えるか協議している」と、代替のエキシビション戦も視野に検討中だと語った。

 するとその後の会見でレオナが〝暴走〟。天野を自らへの〝刺客〟として差し向けてきた宮田氏を「お前が推薦してきた選手はそんなもんか。2キロオーバーじゃ試合できねえんだよ。どうすんだよ! お前のせいで(トーナメント出場の)8人に迷惑かけてるんだから謝れ!」と糾弾。宮田氏に頭を下げさせた。

 さらに、天野の所属するキング・ムエの佐藤孝也会長も呼び「1年半ぶりの復帰戦で、楽しみにしてたんですよ。だからやってやります。そういう選手がはびこっているから、格闘技界がどんどんダメになってる。明日、やってあげるっす。明日やって、それでK-1から〝サヨナラ〟っていうことでどうですか?」と声を荒げ、当日11時に63キロで計量を行い、試合を開催することを提案。この提案を受け、宮田氏は協議の上で対応を発表すると明かした。

 また、稲垣柊を相手に防衛戦を行う予定だったヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ)は100グラムオーバーのため王座はく奪となった。試合は1ラウンドがヨードクンポンの1点減点でスタートし、ファイトマネーの20%を稲垣陣営に支払った上で公式戦として開催する。

 王座はヨードクンポンが勝てば空位、負ければ稲垣が新王者となる。ヨードクンポンは「あと少しの所で落としきれず、申し訳ないです」としつつも勝利を誓った。

 さらに大久保琉唯と対戦予定だった永坂吏羅は、公式計量の規定時間に会場に現れずに失格。30分遅れで到着し、体重を測定した所100グラムオーバーの56.1キロで、大久保の不戦勝となった。