卓球女子で五輪2大会連続メダルの平野美宇(25=木下グループ)は〝新境地〟で再出発への道筋を模索する構えだ。
昨年のパリ五輪は団体戦で銀メダル、同10月のアジア選手権団体戦では中国を下しての金メダルに貢献するなど、休むことなく突っ走るも、心と体は限界に近づいていた。直近の世界選手権個人戦(カタール・ドーハ)では、シングルス2回戦で敗れた直後に過呼吸で倒れ、搬送はされなかったものの、救急車内で検査を受けた。26日の帰国時には「自分ではいけると思っていたけど、結構無理していたんだなと実感した」と苦しい心情を明かした。
3歳から卓球一筋で歩んできたが「『次の五輪を目指したい』とか『この大会でこういう結果を残したい』という気持ちが今まですごく大きかったけど、それをちょっと少なくして、また違う新しい気持ちで卓球に取り組みたい」と吐露。今後は出場試合数を減らし、卓球以外の学びも増やしていく方針だという。
この決断には多くの関係者が賛同。ある卓球関係者は「平野選手はパリ五輪が終わってからもなかなか休めなかった。ずっと休まずに戦うのはやはりしんどいし、トップ選手でも1か月単位で休みは入れたりするので、ゆっくりするのはいいことだと思う」と指摘した。
ピックルボールなどの他競技や、旅行にも興味を示す平野は「こういうことを発言したら『何を言っているんだ』と言われると思っていたけど『ゆっくり満足いくまで休んだらいいよ』という声が多かった。恐れていた自分もいたので『みんな思っていたより優しくて、いい世界だな』と思った」とにっこり。気分転換を通じ、まずは心技体を整える。












