【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏が実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。さて今回のお悩みは――。

【お悩み】体幹を鍛えてスムーズに靴や靴下を履けるようになりたいです。(70代男性)

【アドバイス】椅子の背もたれを両手で持った状態で1日1回、行進しましょう!

【解説】交通誘導警備のお仕事をされている男性からのお悩みでした。70代以上の方であれば、体幹と同時に筋肉を鍛える必要もあり、スムーズに靴や靴下を履くためには椅子に座った状態で無理なく行うことがベストです。

 ただ男性からは立ったまま靴下を履けるぐらい体幹を鍛えたいという相談だったので、両手をバンザイしたまま、できる限りゆっくり足を高く上げながら行進するトレーニングを伝えました。可能なら毎日30秒程度続けると効果的です。

 家の中で行う場合は、壁に寄りかかった状態で行進するようにゆっくり足を上げたり、椅子の背もたれを両手で持った状態でゆっくり高く足を交互に上げる動作でも構いません。そうすると、立った状態で靴や靴下を履く姿勢に近いので体幹も鍛えられ、スムーズに履けるようになれます。

 アスリートでもない限り、日常の中で足を上げる機会は世代を問わず多くはありません。自分が思っているほど足は上がっていないので、年齢を重ねるにつれ、つまずきによる転倒の危険性も高まります。

 どこででもできるトレーニングとしては、立った状態で壁に手をつき、足裏で小さな円を地面に描く。その円をどんどん大きくしていくと体幹が鍛えられるので、足も上がるようになり、転倒予防につながります。