まさかの〝ヒジ打ち解禁〟の理由は――。ボクシング・ダブル世界戦(28日、横浜BUNTAI)の会見が26日に横浜市内で開かれ、WBO世界バンタム級タイトルマッチで同級7位ユッタポン・トンデイ(31=タイ)と2度目の防衛戦を行う王者の武居由樹(28=大橋)が出席。前日にヒジ打ちを放つ動画をSNSに投稿した理由を明かした。
ユッタポンは22日の来日後に、ムエタイの2大王座の一つ「ラジャダムナン」の王者でもあったことが判明。迎え撃つ元K-1王者の武居は「逆に気持ちが引き締まった」と腕をぶした。
その武居は、前日に「仕上がりました!!」などの言葉とともに、サンドバッグにヒザ蹴り、回し蹴り、ヒジ打ちとキックボクシングの技を繰り出す動画を投稿。なぜボクシングでは禁止されている技の練習をしたのか理由を問うと「あの蹴りはいつも試合前にやっている」と答える一方で「でも、ヒジ打ちをやったのは初めて」と初の試みだったと説明した。
ヒジ打ちはムエタイの技だがK-1では禁止されている。武居は慣れない技を使った理由を「あれはムエタイを意識しました。ユッタポン選手をイメージして。賛否はあると思いますけど、遊びのつもりで」と告白。もちろんボクシングの試合で繰り出すことはないが、相手を思い浮かべて闘志をかき立てる意味があるのかもしれない。
武居はK-1時代にはタイ選手に3戦3勝ながらKOがなく「ムエタイの選手が苦手だった。独特のリズム感が苦手」と振り返る。さらに、少年時代に指導を受けていたタイのトレーナーからセミを食べさせられそうになったり、プラスチックの棒で叩かれたりした苦い記憶もあるという。
複雑な思いを払しょくする舞台は、もちろんリング。「ボクシングとキックは別の競技。タイ人独特のリズムに巻き込まれないように、自分の動きをぶつけていけたら適応できる」と自信を見せる。圧倒的なKOを期待したいところだ。












