ソフトバンクは27日から首位・日本ハムとの2連戦(みずほペイペイ)に臨む。4月に腰を手術した近藤健介外野手(31)がこのカードから合流予定。主軸の戦列復帰に加え、3ゲーム差で追うライバルを相手に27日は中10日で有原航平投手(32)、28日は中7日でリバン・モイネロ投手(29)の先発が予定され、二枚看板を今季初めて連続投入する。

 倉野信次チーフ投手コーチ(50)は投手指名練習が行われた26日、淡々と意図を明かした。「6連戦を見据えた再編をしている過程です」。首位から4位までが3ゲーム差内にひしめく団子状態のパ・リーグにあって、ペナントの行方を占うポイントとなる交流戦が来月3日から始まる。セ・リーグ6球団と計18試合が組まれる交流戦は、3週連続の6連戦となる。

 倉野コーチは「(有原、モイネロの投入は)相手どうこうはない。前半戦で特定のチームにだけターゲットを絞ってというのは、あまり考えていない」と説明。今季ここまで3勝5敗と分の悪い日本ハムを意識した二枚看板の連続投入ではなく、あくまで交流戦を意識したローテーションの再編過程で「パターンの一つにあった」と強調した。

 今季初めて週頭の火曜日を託される有原は、再調整を経てのマウンドとなる。今季はここまで8試合に先発して2勝4敗、防御率4・50。前回16日の楽天戦では6回5失点を喫し、試合後に小久保監督から「チームの中心となる投手がゲームを引っ張らない限りは、上位に食らいつくのは難しい」と奮起を促されていた。

 2年連続で開幕投手を務めた右腕だけに、不振で登録を抹消された意味を理解している。「僕自身こうやって時間をもらった後の登板なので、大事な試合になる。しっかり粘り強く投げられるように頑張りたい」と、いつも以上に気合の入った表情で快投を誓った。

 交流戦を前に、チームの懸案解消なるか。真価が問われる登板となりそうだ。