いったい、何が飛びだすのか…。日本ハム・新庄剛志監督(53)が「マイナビオールスターゲーム2025」(7月23日=京セラ、24日=横浜)にコーチとして初めて参加する。しかも全パを率いる小久保裕紀監督(53=ソフトバンク)とは同学年。祭典までまだ2か月近くあるが、周囲は何やらソワソワし始めている。

 2022年から指揮を執る新庄監督は、就任2年目の23年までリーグ最下位。しかし、地道な育成が実を結び、3年目の昨季は2位まで躍進した。そのため今年の球宴にはコーチとして初参加することになり、球団周辺では早くも「何かパフォーマンスを考えているのではないか」と動向が注視されている。

 新庄監督にとって球宴はまさに〝お祭り〟だ。同時にファンを喜ばせる最高の舞台とも考えている。その思いから自身の現役時代にはさまざまなパフォーマンスを披露してきた。

 04年は球宴史上初となる単独でのホームスチールを敢行。06年には「電光掲示ベルト」を着用して打席に立ち、ファンの度肝を抜いた。さらに自身不在の中、本拠地エスコンフィールドで行われた昨年の球宴では、日本ハムの出場選手たちに歴代のユニホームや限定ユニホームの着用を指示。まさかの〝遠隔操作〟で会場を盛り上げた。

 そんなお祭り男がコーチとはいえ、06年以来19年ぶりとなる球宴のベンチに入るとなれば、野球ファンでなくても気になるところだろう。

 さらに今年の全パを率いるのは、昨季のリーグ王者・ソフトバンクの小久保監督だ。新庄監督にとっては同学年で、懇意の間柄にある。日ごろから「一緒に野球界を盛り上げたい」と話す仲だけに、両者を知る球団関係者の一人も「ボス(新庄監督)のことですから、小久保さんを巻きこんで確実に何かを仕掛けてくるはず。それがプレーに関わることなのか、パフォーマンスなのかは分かりません。でも、ファンを楽しませるためには労力を惜しまない人ですからね。いい意味で興味は尽きないですよ」と期待をにじませる。

 新庄監督は特注の衣装やパフォーマンスに必要なグッズを、当日から逆算して1~2か月前に極秘で発注する。ちょうどソフトバンクとは27日から相手の本拠地(みずほペイペイ)で2連戦。この機会を利用して小久保監督と何らかの〝密談〟があっても不思議ではないが…。

 監督就任以来、球宴に関して「特別な場ですから。ファンを楽しませたい。その思いしかないですよ」と語ってきた新庄監督。希代のエンターテイナーが仕掛ける夢舞台から目が離せない。