あれから1年がたった〝91敗軍団〟が大きく変貌した。西武は25日のロッテ戦(ZOZOマリン)に8―0で完勝。昨季4勝21敗と惨敗した天敵を相手に今季5度目の零封勝利を飾り、対戦成績を6勝4敗とした。
首位・日本ハムが引き分けたため、いよいよ0・5ゲーム差。開幕から45試合を消化した26日時点で25勝20敗の「貯金5」と反転Vを狙える好位置につけている。振り返れば、昨年5月26日は首位・ソフトバンクに15・5差をつけられ、15勝30敗の借金15でぶっちぎりの最下位に沈んでいた。その成績不振の責任を取り、松井稼頭央前監督(49)の途中休養が発表された屈辱の日だ。
同時に渡辺久信GM(59)の監督代行兼任が発表され「プロ野球人生を懸けて挑んでいきたい」と巻き返しを図ったが…。その後の交流戦でも課題の貧打は解消されず、借金を「25」まで増やして球団ワースト「シーズン91敗」への坂道を転がり落ちていった。
あの惨状から一転し、この日の試合では先発した隅田知一郎投手(25)が再三のピンチをしのぎながら6回7安打無失点の粘投。本人は「反省点だらけの投球。自分でも納得できない内容だった」と厳しい評価を下したが、悪いなりにも粘り続けた結果、4、7、8回と援護点が舞い込んだ。
昨季はあれほどかみ合わなかった投打が今季はガッチリで、両リーグ最多11度目の零封勝ち。西口監督は「今は順位を気にする時ではない。交流戦までの残り5試合をしっかり戦いたい」と足元を見つめた。屈辱にまみれた1年をバネにまだまだ上を目指していく。












