昨年10月に右肩関節唇の修復手術を受けたレッドソックスの吉田正尚外野手(31)がレンジャーズ戦前に取材に応じ、痛め止めのコルチゾン(注射)を2日前に打ったことを明かし、「とりあえず(あと)3日間くらいは様子を見るということ。あまり(患部を動かしたり)探りも入れていないので、現状はわからない」と説明した。

 アレックス・コーラ監督は試合前の会見で吉田について「フラストレーションを抱えているよ。あれは大手術だったんだ。我々は彼を急がせていないし、我慢強く見守っていく。ただ、彼はプレーしたがっている」と語った。

 また、指揮官はリハビリのプロセスについて「これは努力が足りなかったからだとか、サポートが足りなかったからといった問題ではない。(医療)スタッフは素晴らしい仕事をしているし、これは(まだ復帰に)至っていないだけのことだ」と述べた。

 3日(同4日)のツインズ戦前にキャッチボールを行った際、右肩に痛みが走ったため自ら強制終了。翌4日(同5日)に関節炎などの痛みを和らげる効果が期待されるコルチゾン(ステロイド)注射を打ったようだ。

 自身の右肩の状態について「距離が(120フィート=約36・6メートル)伸びて強度が上がる時に痛みが出る。だから試合レベルってところに行っていないというだけ」と説明すると次のように続けた。

「後退はしていないが、前進するスピードがちょっと遅くなっている。手術した時点で今年1年間は完全に治るというイメージはないとトレーナーと話していたので、(痛みと)向き合いながらやる1年になると思う」

 吉田は4月中旬から約17日間、右肩のリハビリのためにマイナー選手の延長キャンプが行われていたフロリダ州フォートマイヤーズの球団施設に滞在。「(練習)試合にも出ていたし、打席は立っていた。ライブBPでも投手がたくさんいたので(対戦できた)」

 番記者らの囲み取材で「例えば今日、メジャーに登録されたら打つことは出来る状態か?」と問われると、間髪入れず「バッティングは問題ないです」と回答した。

 クラブハウスでは自身の名前が入った真新しいエルボーガードを取り出し、右腕にフィットさせるため、山口通訳の助けを借りながら同封されている包帯を上から巻き、固まるのをじっと待った。

「やれることをやって、早く復帰できるよう、いいイメージは持ちながらやっている。早くチームの一員となって戦えるところには戻って来たい」。吉田はメジャーの舞台に一日も早く戻ることを考え、リハビリを続ける。