F1レッドブルが今週末のマイアミ・グランプリ(GP、決勝4日=日本時間5日)からマシンの戦闘力を強化する大型アップデート(改良)を決定したが、エースのマックス・フェルスタッペンにだけ投入して、角田裕毅への適用は見送ったことが物議を醸している。
今季は操作性の難しい仕上がりでなかなか結果が出ていなかったレッドブルのマシン。マイアミGPのコース適性に合わせて、大幅なアップデートを決断。戦闘力の強化に期待が高まっている。
ただ英紙「エクスプレス」は「マックス・フェルスタッペンはマイアミGPでレッドブルの大型アップグレードを獲得したが、角田裕毅は無視された」と報道。エースのフェルスタッペンにだけ適用され、角田には投入されたなかった〝不公平な扱い〟を強調した。
「米国のGPでは、RB21マシンに新しいフロアが装着され、マシンの強化を受ける予定だ。しかし、チームはフェルスタッペンのタイトル獲得に注力するため、角田にはこのアップグレードは提供されない」とズバリ指摘した。
同紙は今回のアップデートがどれだけ重要かを解説。「2022年に新しいレギュレーションが導入されて以来、F1マシンにおいてフロアはこれまで以上に重要な部品となっている。チームエンジニアは、フロアがダウンフォースの発生と空気の流れの決定に不可欠であり、タイヤの摩耗にも影響を与えると考えている」と分析する。
さらに「今シーズン、レッドブルはここまで高温の中でペースを維持するのに苦戦している。日曜日のマイアミでは気温が28度に達すると予想されており、これがチームがフェルスタッペンのアップグレードを推し進める要因となっているようだ」との見解を示した。
角田へのアップデートが見送られたことで、今週末も苦戦必至の状況。「米国の後、次のレースはエミリアロマーニャGPだ。新シーズン開幕からわずか2戦でリアム・ローソンに代わって参戦した角田は、サンマリノで自身の新しいフロアマットの恩恵を受けると予想される」と角田は次戦以降の戦闘力強化が想定されている。
まずはエースからアップデートを試すのはよくあるケースとはいえ、現在のマシンに苦しむ角田にとっては一刻も早い改良が望まれるところだ。












