病床から送られた力強いメッセージとは…。21日に亡くなった〝過激な仕掛け人〟こと新間寿さん(享年90)の通夜が29日に東京・新宿区喜久井町の感通寺でしめやかに営まれた。

 新間さんは一昨年9月からたびたび体調を崩すことが続いた。そして今年3月24日に体調不良を訴えて都内の病院で診断を受けたところ、新型コロナウイルス感染と肺炎を発症していることが発覚。治療の後、本人の強い希望を受けて18日に退院し、21日に自宅で亡くなった。

 通夜に姿を見せたのが、新間さんが〝生みの親〟である初代タイガーマスク(67=佐山聡)だ。自身もパーキンソン病と闘っている初代虎は感謝の言葉とともに「すごい熱い人だったと思います。その愛は父親のようだった」と感謝を口にした。

 そんな新間さんから実は、入院先から連日のように初代虎へ〝エール〟が送られていた。例えばある日には、撮影された動画を通じ、ベッドに横たわった新間さんが「佐山! 俺は元気だぜ! 一緒になって後楽園ホールのリング上からあいさつしようではないか! 待ってるぞ」と呼びかけ。6月12日に予定している東京・後楽園ホール大会までに回復し、リングに上がろうとしていたわけだ。自身よりも初代虎の健康を気遣っているように思える。また別の日には「元気で再起するから一緒に頑張ろう! エイ・エイ・オー、だ。当年取って90歳。とうとう90の大台を超すことになりました。悔しかったら追いかけてこい!」と67歳の〝息子〟へのエールもあった。

 こうした言葉を背負った初代虎は「タイガーマスクのプロレスをやって世界中に広めれば、新間さんも喜ぶと思うので、やります」と宣言。〝父〟の遺志を継ぎ、戦い続ける。