立ち技格闘技イベント「K-1」の宮田充プロデューサー(57)が、総合格闘技(MMA)戦出場選手をバックアップする「MMA部」の創設とオープンフィンガーグローブ(OFG)戦の解禁を示唆した。

 宮田プロデューサーは28日、都内で行われた「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)のカード発表会見に出席。Krushクルーザー級王座を返上したばかりのマハムード・サッタリ(イラン)の参戦を発表した。K-1から離脱してのMMA転向もささやかれたサッタリだが「K-1でやり残したことがあるということで戻ってくることが決まりました。誰と戦うことになっても、自分が強くなったということを皆さんにお見せしたいと思います」。現在「TEAM大和魂」所属でエンセン井上に師事しているサッタリはMMAとK-1の二刀流を目指すとして「全く違う競技だが同時進行でやっていきたい。選手として許された時間は限られているので」と力を込めた。

 このサッタリの言葉に宮田プロデューサーは「K-1ファイターが所属のままMMAに出ていく環境ができたら、と思うんですよね。K-1のなかに『MMA部』を作るというか。そういうのを見据えてもいいのかなと思います。そういう部分でもサッタリ選手に期待しています」と背中を押すことを約束だ。さらに「さすがにK-1のリングでMMAをやることはないです。でも部隊というかチームはあってもいいかなと。ジムさんとか選手とやり取りする立場でそういうものを求められているのかなという気がします。桜庭さんも近い関係にあるので(相談に)乗ってもらえればなと」と、K-1と提携関係にある「QUINTET」を率いる〝IQレスラー〟こと桜庭和志の力を借りるプランも明かした。

 また、その流れでOFGでの試合を開催する計画があることも明かす。選手から希望する声が上がっているとして「OFGの立ち技をやりたいっていう選手は結構多いんですよね。選手は多いし、興行数もK-1とKrushで20を超えるのでやろうと思えばできる状況ではある」として、6~7月にまずKrushでOFG戦を行いたいとする。「ダメだったら軌道修正すればいいので。『K-1でそういうのはけしからん』というのは違うかなと。どういう雰囲気になるんだろうと」として、K-1創設者で現アドバイザーの石井和義・正道会館館長に相談したいとした。