ドジャースの大谷翔平投手(30)をマウンドで見ることができるのはいつか。今季のMLBの注目の一つが2023年9月に2度目の右ヒジ手術を受けた大谷の投手復帰だ。キャンプ前は5月と予想されていたが、2月下旬に日本での開幕シリーズで打者に集中させるために投手調整を一時中断。ロバーツ監督も明確な復帰時期を語らなくなった。そんな中、全国紙USAトゥデーは復帰時期を7月のオールスター戦前後と報じた。密着取材しているドジャースの番記者の見解は――。
大谷はバッテリー組キャンプ4日目の2月15日(日本時間16日)にブルペンに入り、ノーワインドアップから14球を投げ、最速94マイル(約151キロ)をマークして驚かせた。ロバーツ監督も日本での開幕シリーズ前にライブBPに登板すると明かした。
しかし、同25日(同26日)の4回目のブルペンで最多の30球を投げて以降、投手としての調整を一時中断。リハビリをより慎重に進め、日本での開幕シリーズ(3月18、19日=東京ドーム)で打者に専念させるためで、再開したのは29日(同30日)だった。その後、ブルペンで投球練習を4回行ったが、ロバーツ監督は「今季、最も重要なことはシーズン終盤に投打両方を行えるようにすることだ」と説明。復帰時期は不透明になった。
この状況を受けてUSAトゥデー紙は13日(同14日)に「大谷に近い人物によると、もし、ドジャースが本当に彼を必要としているなら、大谷翔平は今すぐにでもマウンドに上がって貢献できるだろうが、復帰はオールスターブレークに近付くかもしれないとのことだ」と報じ、波紋が広がっている。
2月のキャンプから投手調整の一部始終を目撃している番記者はどう見ているか。ロサンゼルス・タイムズ紙のディラン・ヘルナンデス記者は「6月下旬」とし、「多くの投手がケガをして、大谷が自分が投げるべきとチームを説得できるようになる」と予想する。主体はチームでなく大谷で、エンゼルス時代のスタンスだ。」
MLB公式サイトのソーニャ・チェン記者も「6月下旬」。理由を「ドジャースの選手層からするとまだ必要ではないけど、少し早めに投げさせるのではないか」と説明した。米スポーツサイト、ブリーチャーリポートのビンセント・サンペリオ記者も「6月下旬。オールスター休暇の前に数回登板を試してみて、必要があればトレードで投手を獲得するため」と主張する。今年のMLBのトレード期限は米東部時間7月31日午後6時(同8月1日午前7時)。先発投手・大谷が計算できるかどうかでトレード戦略は変わるだろう。
ロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者は「7月上旬」と見る。
米スポーツサイト、アスレチックのファビアン・アルダヤ記者は「大谷自身の調子というより、ドジャースの都合で、優先順位はオールスター後になると思う。6月ならカーショー&シーハンなどの復帰が見込まれているからドジャースは他の選択肢がある」と指摘した。
最も遅い予想はドジャースラジオでパーソナリティーを務めるデビット・バッセー氏で「8月1日」だ。「今のペースを見ていると、急いでない。ドジャースはそこまでは投手大谷を必要としていないから。8月ならプレーオフまでに8回投げられる」と説明した。
番記者の予想は6月下旬から8月1日と幅があるが、大谷のゴールは投手復帰ではない。投打二刀流でワールドシリーズ連覇に貢献することだ。完全体になった最強の大谷を10月に見ることができるのか、楽しみだ。












