新日本プロレス11日(日本時間12日)の米国・シカゴ大会で行われたSTRONG無差別級王座戦は、挑戦者の石井智宏(49)がゲイブ・キッド(27)を撃破し第8代王者に輝いた。

 両者は今年1月の米サンノゼ大会で王座戦を戦い30分フルタイムドローに終わった。不本意な防衛となったゲイブの提案によって実現した再戦は、30分間のアイアンマンマッチとして行われた。 試合時間など気にしていないかのように序盤から激しい攻防を展開した両雄は、互いに一歩も譲らない意地を張り合いを展開。石井がゲイブのマッドマンボムで最初の1本を取られた段階で、試合時間は残り7分を切っていた。

 その後も劣勢が続いた石井だったが、起死回生の飛び付き腕十字固めで捕獲。三角締めに移行したところを持ち上げられマットに叩きつけられたが、即座に腕十字固めに切り返してゲイブからタップを奪う。

場外でゲイブ・キッドにチョップを打ち込む石井智宏(新日本プロレス提供)
場外でゲイブ・キッドにチョップを打ち込む石井智宏(新日本プロレス提供)

 そのまま互いに1本ずつを奪った状態で30分が終了し、試合は先に1本を取った方が勝者となる延長戦に突入。早々にゲイブのパイルドライバーを浴びるなど猛攻にさらされた石井だったが、3カウントだけは許さない。打撃戦からヘッドバットを叩き込むと、最後はこん身の垂直落下式ブレーンバスターで死闘に終止符を打った。

 石井はバックステージに現れず医務室に直行したためノーコメント。壮絶な戦いの末に、2022年1月にNEVER無差別級王座を手放して以来、約3年3か月ぶりのシングル王座を手に入れた。