新日本プロレス5日両国大会のIWGP世界ヘビー級王座戦(王者・後藤洋央紀VS挑戦者・デビッド・フィンレー)の公開調印式が3日に都内で行われた。

 挑戦者のフィンレーは春の最強戦士決定トーナメント「NEW JAPAN CUP(NJC)」を制してキャリア初のIWGP世界王座挑戦となる。後藤との因縁は昨年のNJC準々決勝での対戦が、フィンレーの体調不良による不戦敗となったことにさかのぼる。「俺の欠場のおかげで後藤は決勝にまで進出し、G1にも出ることができ、IWGP世界ヘビーまで勝ち取ることに成功した。だが、それは果たして本当の実力だったのか? いや、俺が得るはずだったものを奪い取ったに過ぎない。後藤は本来なら俺がいるべき場所にいる虚構の王者だ。俺自身の力で正しい時間軸に戻すために今年のNJCに出場し、そして優勝したんだ」とイチャモンをつけつつベルト強奪を予告した。

 一方の後藤は「今の俺を突き動かしているのは、たくさんのファンの皆様、そして家族の愛です。彼の言う憎しみや憎悪では愛を打ち破ることはできない」と挑戦者の姿勢を断罪。「後藤革命はまだまだ終われない。俺にはまだやるべきことがあります。最後の最後まで後藤革命について来い」と防衛に自信をのぞかせた。

 昨年10月両国大会ではフィンレーの持っていたIWGP・GLOBALヘビー級王座(現王者は辻陽太)に後藤が挑むも敗戦。後藤の応援に来ていた長男と次女が号泣するトラウマ的事件も起きている。後藤は「あの時の敗戦は忘れてないですよ。子どもを泣かされてますしね。その借りはしっかり、同じ両国で返す。それだけです」とキッパリ。「子どもたちに聞いたんです。『来てくれる』と、そう答えてくれました。だから一緒に戦ってくれると思います」と子どもたちの前でのリベンジを誓った。

 しかし後藤家の来場を知ったことで、フィンレーは残虐な笑みを浮かべるばかり…。「俺がまた後藤をボコボコにして勝つことは間違いない。だから一つアドバイスをするなら、お前は子どもを連れてくるなんて愚かなことをして父親としての尊厳を失うような行動はしない方がいいんじゃないか? それでも子どもが来ると言うんだったら、後藤に代わって人生の厳しさを教えてやる」と、容赦ない言葉を連発していた。

後藤に対し中指を立てるフィンレー
後藤に対し中指を立てるフィンレー