巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(77)が、2日に行われた中日戦(バンテリン)で8回無失点の好投を見せた山崎伊織投手(26)を褒めちぎった。

 右腕は9回こそマルティネスにマウンドを譲ったものの、5安打、7奪三振の好投。今季初先発で初白星を手にした。堀内氏は2年連続で2桁勝利をマークしながら、オープン戦5試合の登板で防御率6・48と不安定な投球を繰り返していた右腕に「いるのかい?」と心配していただけに、この日の投球には驚きを隠せなかった。

 試合後に自身のブログを更新し「あのオープン戦でのいい加減さは何だったんだ(笑)俺はね オープン戦とかブルペンとかお金にならないところではいい加減に投げていたけど君も俺と一緒かね(笑)」とうれしそう。「今日のピッチング 非常に良かった。意図があって投げていたのがわかる。左右に揺さぶり 決めに行く時はフォーク バッターにぶつけないところのインコースを使えれば打つ方はビックリするからね。これだけ揺さぶられたら そりゃ打てんわな。インコース アウトコース しっかり投げ分けができていた」と一転して大絶賛だ。

 ただ、堀内氏は分業制が進んだ現在でも、先発投手には完封や完投を求める。日ごろから戸郷らに注文をつけるように、山崎に対しても同様だった。

「俺としてはここまでいいピッチングをして8回までいったんだから完封を目指して欲しかったよ。いつも言うことだけど完封は先発ピッチャーにとって『勲章』だからね」

 それでも山崎自身にとっての開幕戦での好投。最後は「オープン戦の時は存在感がなくて心配したけど取り越し苦労だったかな」とし、今後の活躍に期待していた。