昨季のワールドシリーズ王者・ドジャースと31日(日本時間1日)に対戦したブレーブスは1―6で完敗。開幕から5連敗を喫し、またしても今季初勝利を逃した。

 MVPトリオの一角を占めるフリーマンをアクシデントで欠く打線が相手となったが、先発したホームズは初回からT・ヘルナンデスに2ランを被弾。その後も追加点を献上して4回4失点で降板すると、打線はわずか4安打と力なく、ハリス2世のソロで1点を返すのがやっとだった。

 試合前には激震も走った。主力のジュリクソン・プロファー外野手(32)に禁止薬物の規定違反があったとして、MLB機構から80試合の出場停止処分を科せられた。運動能力を向上させる物質の陽性反応が出たもので、本人は故意による摂取を否定しつつも「全責任を負い、MLBの決定を受け入れます」と処分を受け止めた。

 ブレーブスにとっては、3年総額4200万ドル(約63億円)で獲得した矢先の大誤算。開幕から4試合は「1番・左翼」で先発出場していたが、今後は長期にわたって戦力としての見込みが立たなくなった。

 そうした中、米メディア「FANSIDED」は球団に対してある疑惑を向けている。それは、ブレーブスがプロファーの禁止薬物使用を事前に知っていたのではないかというものだ。

 球団は開幕直前の3月20日(同21日)に、前ヤンキースのアレックス・バードゥーゴ外野手(28)と1年総額150万ドル(約2億2500万円)で契約合意。同メディアはプロファーの獲得自体は条件面からも「妥当」としつつ、バードゥーゴについては「このオフ、ブレーブスが最も必要としていたのは投手陣。ブルペンはひどい状態」と疑問視。さらにこの日、スチュアート・フェアチャイルド外野手(29)もレッズから金銭トレードで獲得した。

 まるで予期していたかのような手際の良さから「ブレーブスはプロファーの出場停止処分を先取りし、ニュースが流れる前に彼の後釜を見つけようとしていたように感じられる」「プロファーの検査結果が出る前にアトランタが何を知っていたのか、不思議でならない」と疑念を深めている。

 いずれにせよ、開幕前に描いた構想とは大きく異なる形でスタートしたブレーブス。難局をいかに乗り切るのか腕の見せどころとなりそうだ。