視界は良好だ。競泳女子で世界選手権(シンガポール)代表に選出された池江璃花子(24=横浜ゴム)が25日、都内で取材に応じ「もうここからは集中してやるべきことをやるだけ」と決意を語った。

 23日まで行われた日本選手権では50&100メートルバタフライで世界選手権切符を獲得。今年は50メートルバタフライのメダルを目指す構えで「日本はどの種目も50で戦える選手はなかなかいない。今、一番可能性があるのは自分だと思っているし、世界に一番近い種目というのもある。取れる時に(メダルを)取っておきたい」と闘志を燃やす。

 日本選手権前は大会後の練習拠点について迷いを口にしていたが「オーストラリアにいったん帰る」と表明。今後は拠点とするオーストラリアのチームがアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで行う合宿にも参加予定だという。ある競泳関係者は「池江選手にとって、今のオーストラリアのチーム以上の練習環境を日本で見つけるのは難しい」と最高の環境だと強調する。

 現在指導を仰ぐメル・マーシャル・コーチに対し、池江は絶大な信頼を寄せている。「直接メルに『私はオーストラリアでやるべきなのか』と聞いた時に『やるべき』と言ってくれた。世界選手権まではメルに頼って、メルのところでやるしかない」。世界の表彰台へ、名将とともに覚悟を決めて突き進む。