再燃した思いは止まらない――。トヨタ自動車は24日、4月1日付けで卓球男子世界ランキング3位の張本智和(21)が入社すると発表。今後は早大に在学しながら同社に所属する。都内で行われた会見では「もっとかっこいい大人になれるように頑張りたい」と決意表明。幼少期に大のトミカ好きだったという日本のエースを改めて直撃すると、運転免許の取得に意欲満々で〝クルマ愛〟を熱弁した。(聞き手・中西崇太)

 ――多くの有名アスリートが所属するトヨタ自動車へ入社が決まった

 張本 日本で、世界で一番の企業なので、重みも責任もこれまで以上に増すと思っています。トヨタはすでに世界一だけど、僕はまだ世界3位。1位にはまだまだ遠いが、力をお借りしながら努力を続けて、トヨタさんに追いつくなんておこがましいことは言えないけど、世界選手権、五輪で世界一になって恩返しをしたいです。

 ――先週に自社工場を見学。運転免許を取りたい思いが強くなった

 張本 元町工場(愛知・豊田市)で昔のクラウンに乗せてもらって、昭和ならではのすばらしさを感じたり、近代的なレクサスのエンジン音だったりを聞いて、本当に今すぐにでも免許を取りに行きたいなと冗談抜きで思いました(笑い)。今でもその熱は冷めていないので、今年中に取れたらいいなと思っています。

 ――昔から車に興味があったのか

 張本 両親によると、小さい頃はトミカがすごく好きで、今でも昔のおもちゃはトミカだけは残してあるくらい車が好きだったみたいです。中・高校生の頃は、もう卓球中心になっていたので「車が外で走っている」くらいだったけど、こういったつながりもいただいたので、免許は取るなら今しかないですね(笑い)。

 ――一番乗りたい車は

 張本 今まではお父さん(宇さん)がレクサスに乗っていたので、レクサスが一番いいなと思っていたけど、元町工場で「GR SPORT」(※)の製造過程などを見させていただいて、こういうご縁で出会った「GR SPORT」の車にぜひ乗ってみたいなと思いました。

 ――最初に助手席に乗せたい人は

 張本 やっぱりお父さんですかね。本当に生まれた時から一番運転してくれて、たぶん僕の(送迎などの)運転時間だけで信じられないぐらいの量を運転してくれていると思う。お返しと言ったら違うかもだけど、1回助手席と運転席を交代してみるのが夢ですね。

 ――自身の運転でどこか行きたいところはあるのか

 張本 常に練習や海外遠征などであまり遠出する機会がなかったので、お父さんと箱根のようないい感じの温泉街に行きたいですね。あとは昔ながらの日本の雰囲気も好きなので、京都とかにも行ってみたいなと思います。

 ※自社ブランドの市販車をベースに、モータースポーツの知見を活用して開発したスポーツモデル