東京五輪で金を含む3個のメダルを獲得した卓球女子の伊藤美誠(24=スターツ)には〝年長者〟ならではの悩みがあるようだ。
26日に閉幕した全日本選手権(東京体育館)では、準決勝で張本美和(木下グループ)に敗れるも、3年ぶりに4強入りを果たした。今年は世界選手権個人戦(5月、カタール)でのメダル獲得を目標に掲げており「負けてしまったものを次に生かせるように」と意気込む。
世界選手権では早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)とともに、女子の最年長選手として代表チームをけん引する立場になることが濃厚だ。だからこそ「年下の接し方が本当に難しい。自分たちができていたことができなかったりすることもあるけど、下に押し付けるというか、できないからってイライラするともったいない」と適切な距離感を模索する日々。歴代の先輩たちに「私たちはどうでしたか?」などと聞いたりしながら、アドバイスをもらったという。
もちろん先輩として威張る必要はないが「一緒にライバルとして頑張っていくのがベストなのかなと思ったけど、やっぱり負けたくないという気持ちはすごく大事。そういうところは自分たちが先輩になったから余計に感じる。考えなくてよかったことを考えちゃう」と苦笑いする。
今年の世界選手権は団体戦が実施されない。「自分はなんていうのかな、のんびり、野放しになった状態で、もう一人ひとりという気持ちでやっていけたらいいな」とポジティブ思考で表彰台を目指す構えだ。










