開幕の布陣が完成形に近づいてきた。巨人はオープン戦を6位タイ(7勝7敗2分け)で終え、阿部慎之助監督(46)が「苦渋の決断」としながらメンバーの入れ替えを敢行した。
投手陣ではケラー、京本、平内の3選手の二軍降格が決定したが、5試合に登板して防御率1・80と安定した成績を残していたケラーの降格について、杉内投手チーフコーチは「外国人枠の関係です」と強調していた。
今季の助っ人陣は一軍登録をかけた競争が激化。野手陣ではヘルナンデスと新助っ人のキャベッジ、投手陣では新守護神マルティネスと先発のグリフィンが4枠を確保。貴重な救援左腕としてバルドナードが最後の枠を奪取したことで、ケラーが好調にもかかわらず一軍から外される事態となった。
当然、開幕以降の助っ人たちの状況によってはケラーの一軍再昇格は決して遠い話ではないが、チーム内にはモチベーション維持を懸念する声もある。
「開幕してからしばらくすれば助っ人の入れ替えはそれなりにあると思うし、グリフィンやバルドナードの調子次第でケラーも一軍に戻ることだってあり得る」との見通しを示した関係者の一人は「調子がいいのにチーム事情で二軍に降格し、好調を維持することは皆さんが思うより難しいんですよ」と指摘。「ファームでのメンタルケアは最重要となるし、逆に昇格の機会が来るまで好調をキープし続けられるならチームにとっては相当な追い風となることは間違いない」と力を込めた。
昨年の開幕直前には新助っ人だったオドーアが二軍降格を拒否して前代未聞の電撃退団。そんな悪夢もあっただけに、充実した助っ人勢をうまく操縦できれば、リーグ連覇により近づきそうだ。












