三浦ベイの〝最強助っ人〟トレバー・バウアー(34)が開幕を5日後に控えて思わぬ不安をのぞかせた。オープン戦最終戦となった23日の西武戦(ベルーナ)に先発し、5回96球で9安打4失点だ。

 初回こそ三者凡退と順調な立ち上がりだったが、2回は先頭打者のセデーニョに左前へ痛打され、続く新人・渡部の打球に右腕を直撃される内野安打で無死一、二塁に。ここで元山にスライダーを打たれてたちまち先制点を許した。

 3回には二死一塁からネビンに左中間二塁適時打、セデーニョにも2本目のヒットを浴びて2失点。5回にもさらに1点を追加され、来日3度目の調整登板で最悪の結果に終わった。

 今回は直球よりもスライダー、カットボール、ナックルカーブと変化球を多投。何度もクイックを交え、捕手・山本のサインに首を振る場面も多かった。5回にはネビンに向かってグラブを突き出し、真っすぐだと予告して左翼線に二塁打されており、ファンには首をかしげたくなるような内容に終始した。

 しかし、バウアー本人は至って上機嫌。登板後の取材では胸を張って、こう自己分析した。

「今日はよかったと思う。やりたいことは全部できたし、体もいい状態で、収穫も大きかった。打たれたことは全然気にしてない。まだオープン戦なので、しっかり球数を投げて、ケガをせずに終われたから大丈夫だ」

 この日の登板では試合の後半にかけて出力を上げることがテーマの一つだったという。「初回は(球速)140~144キロ、2回は146~150キロ、そこから150キロと上げていって、狙い通りの結果が出た」そうである。

 打球に直撃されたアクシデントについて聞かれると、シャツをめくって「何ともないだろう」と笑ったバウアー。さて、ファンも安心していいのかどうか――。