新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」は20日長岡大会で決勝戦が行われ、デビッド・フィンレー(31)が海野翔太(27)を撃破し初優勝を果たした。4月5日両国大会でIWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀に挑戦するフィンレーの野望とは――。
海野の猛攻にさらされたフィンレーだったが、必殺のオーバーキルで逆転勝利。キャリア初の団体最高峰王座挑戦権を得ると「お前のシンデレラストーリーは終わりだ」と後藤に宣戦布告した。
WWEでも活躍し「恐怖の大王」の異名を取ったデイブ・フィンレーを父に持つ4世レスラーは、ドイツでデビュー後の2015年に新日本に入団。「自分がもし望めばWWEであったり、他団体にすぐ入ることもできただろう。でも俺は自分が信じる最高のプロレスを提供する新日本プロレスに入った」。血筋ではなく自らの手で道を切り開き、23年3月にバレットクラブのリーダーに就任すると一気にトップレスラーに登りつめた。
今年の1月4日東京ドーム大会で辻陽太に敗れIWGP・GLOBALヘビー級王座から陥落すると、自身を見つめ直した。「正直言って俺くらいのレベルの選手になると、積み上げてきた戦績やレガシーから、毎年のように『他の団体に行くんじゃないか』みたいな声が聞こえてくる。だが俺は新日本でやり残したことを多く抱えている。結果的にIWGP世界ヘビー級のベルト1本に向けて進んでいく決意と準備ができたんだ」と振り返る。
キャリア初のIWGP挑戦には特別な思いがある。フィンレーは「『新日本が大好きだ』『この団体が世界一だ』とキレイごとを言うつもりはないが、現実的な話として最高のレスラーはいま新日本に集まっている。その最高峰王座は必ず取らなければならない」と豪語。「父親に、俺が世界王者になったことを知らしめたい。世界王者になれなかった彼は落ちこぼれなんだ。父ができなかったことを俺が成し遂げてやろうと思っている。すでに彼のことは超えているし、あらゆる面で俺がベストだと思っているけどね」と、〝一族最高傑作〟であることを証明するつもりだ。
「俺は長期的なプランを考えて動くタイプではないが、IWGPの価値をさらに高めていくのが俺の役割だと思っている。ベルトを取ったら戦いたい相手? 新日本以外の選手を挙げるとしたら、この世界で評価が高い相手なら誰とやってもいい。コーディ・ローデスでもケニー・オメガでもかかってくればいい。ジェイ・ホワイトでもいいぞ。ノープロブレムだ」。ついに覚醒したサラブレッドが、IWGPの4文字を手に入れて世界中にその力を誇示する時が来た。













