新日本プロレス16日静岡大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」準決勝で、デビッド・フィンレー(31)がザック・セイバーJr.(37)を撃破して決勝戦(20日、長岡)に進出した。初優勝へ王手をかけたフィンレーを突き動かすのは、IWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀(45)への歪んだ憎悪。4月5日両国大会で〝後藤家の悪夢再び〟を予告した――。
前IWGP世界王者との〝最強外国人対決〟は、超ハイレベルかつ一進一退の攻防が続いた。トルネードDDTからのセイバードライバーを阻止したフィンレーは、そのまま一気にオーバーキルをさく裂させ3カウントを奪取。「何があってもNJCを制覇する。なぜなら、憎しみは何にも勝る」と優勝宣言を繰り出した。
2023年大会以来2年ぶりの決勝戦に駒を進めたフィンレーは、17日郡山大会で行われる鷹木信悟と海野翔太による準決勝の勝者と頂点を争う。さらにトーナメントを制すれば、4・5両国大会でキャリア初のIWGP世界王座挑戦が決定する。
現王者の後藤は今年2月の大阪大会で、キャリア22年目にして悲願の最高峰王座初戴冠を果たした。しかし、昨年10月両国大会で当時保持していたIWGP・GLOBALヘビー級王座のタイトル戦で後藤を下しているフィンレーは、自身が不在のシリーズ中の出来事に納得がいっていない様子だ。「教えてくれ。もし自分が勝ったばかりの男が、世界一という肩書を背負って歩いていたらどう思う? 俺はアイツを倒した。なぜアイツは恥を知らないんだ? なぜアイツは俺が真の王者だと正直に言わないのか? 俺は後藤が生涯の夢をかなえるのを見てうんざりしていた。だからその夢を踏みにじって、自分のものにする」とイチャモンをつけた。
ちなみに前戦では観戦に訪れていた後藤の次女と長男が、父の敗戦とフィンレーの挑発によって号泣するというトラウマレベルの悲劇も起きていた。しかしフィンレーは「あの子供たちに感謝したい。人生がつらくなった時、何かで落ち込んだ時、目を閉じて彼らがパパのためにほえている姿を思い浮かべるだけで、俺はまた立ち上がることができる」と悪趣味すぎる発言を連発。「彼らの涙は俺にとって〝麻薬〟のようなものだ。俺が再び彼らの父親を打ち負かし、その思い出にまたトッピングするのが待ちきれない。なぜなら後藤がIWGPを獲得したことで、ヤツの家族に信頼が戻ったような気がするからだ。俺はそれを受け入れられない」と、後藤家の絆を引き裂くつもりだ。
まさに「憎しみは何にも勝る」を地で行くフィンレー。両国は再び後藤家にとって悪夢の舞台になってしまうのか…。












