果たして、トレバー・バウアー投手(34)はDeNAを27年ぶりのリーグ優勝と日本一連覇に貢献するほど勝てるのか。

 18日、巨人二軍戦(横須賀)で試金石となる2度目の調整登板。先発で5回57球3安打1失点7三振で、バウアー本人も納得の表情だった。

「とてもいい登板だったと思う。実際の投球内容については、あとで自分でデータを確認してから評価したいね。開幕までにもう一度登板があると思うから、もっと球数を上げていって、しっかり開幕に備えたいです」

 クイックを交えたり、サイドスローからの真っ直ぐで見逃し三振を奪ったり、随所に新たな工夫も見られた。その意図を聞かれたバウアーは「特に意図はなかった」と煙に巻いたが、2023年の来日時より進化を感じさせたことも確かだ。

 気がかりなのは、前回のオリックス戦(9日・京セラ)で満塁でセットポジションに切り替えた際、微妙な動作がボークと判定されたこと。この時は「ホワイ?」と審判に聞き返し、5分に及ぶ抗議に発展している。

 バウアーの態度は一斉に「激怒」と報じられ、物議を醸した。バウアーはこの件に関して明確にコメントしていないが、しこりは残っていないのか。現役時代にアメリカで投げた入来祐作二軍チーフ投手コーチ(52)はこう言う。

「ボークの件については(バウアー)本人と話しましたよ。日本はルールが違うんだから、ボークと取られても仕方ない。納得はしてないでしょうが、次に同じような場面になったら、しっかりと対策すると思います」

 三浦大輔監督(51)も、苦笑しながらこう言っていた。

「バウアーは全然、激怒なんかしてないですよ。本人とはしっかり確認の話をしていますからね。怒ったというイメージを勝手につけるのはやめてほしい。僕から訂正しておきますよ。激怒なんてしてませんから、はい」

 番長の言う通り、バウアーの修正能力を信じて今後を見守るとしよう。