ボクシング3大世界戦が13日、東京・両国国技館で行われ、アマチュア世界選手権(2021年バンタム級)で日本人初の金メダルを獲得した坪井智也(28=帝拳)が53・07キロ契約8回戦でデビュー。WBOアジアパシフィック・バンタム級2位ブーンルエン・ファヨン(26=タイ)に2回2分34秒TKOで勝利した。
五輪金メダリストで元WBA世界ミドル級王者の村田諒太以来2人目のA級プロテストに合格した坪井。14勝3敗で勝利はすべてKOという強打者を相手に1回から素早い左ジャブを打ち込みながら寄せ付けず、回の終了間際に右ボディーでぐらつかせた。そして2回。速射砲のような高速の連打でダウンを奪い、さらに追撃の連打で2度目のダウンを奪うとレフェリーが試合をストップした。
大会場で文句なしの快勝デビューを果たし、リング上のインタビューでは「すごく楽しかったですね。今までアマチュアでやってきて、日本でこんなお客さんがいる試合がしたことなかったので」と満足顔。今後については「早めにできれば世界を狙いたいのはあるんですけど、(帝拳ジムの)本田(明彦)会長が用意してくださる舞台をこなしていけば、おのずと世界が見えてくると思う。言うばっかりではなく、足元から固めて頑張っていきたい」と焦らずに世界を目指す考えを示した。
同興行に出場するWBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、WBO世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(帝拳)ら同学年に有力選手がそろう。パリ五輪出場を逃し、引退を表明したものの、同世代の活躍に刺激を受けてプロ転向を決意した。黄金世代にまた一人スターが誕生しそうだ。











