パリ五輪開会式で聖火リレーの走者を務めた男子テニスの元世界1位・ラファエル・ナダル氏(スペイン)が、当時を振り返り、意外な事実を明かした。
セーヌ川で行われた開会式では、終盤にサッカー元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏がナダル氏にトーチを渡し、大いに盛り上がった。その後、ナダル氏からレジェンドアスリートへとつなぎ、最後は柔道の五輪金メダリストで地元のスター、テディ・リネールが聖火台に点火した。
スペインメディア「マルカ」によると、ナダル氏はポッドキャスト「Served with Andy Roddick」で当時を回顧。直前まで自分が何をするのか分からなかったと明かした。
ナダル氏は「通常であれば、スペインチームと一緒にボートで行くところだったが(組織委員会は)私にはできないと言った。5分か10分前まで自分が何をするのかわからなかった。それは超秘密だった」と告白。
「何が起こるかわからないまま小さな部屋で30分待っていました。ステージに向かって歩き始めたとき、彼らは私がトーチを持つと説明してくれた。何が起こっているのかに気が付いて、私は泣き始めた。それから自分に言い聞かせた。『だめだ、泣く時ではなく、楽しむ時だ』と」と振り返った。
ナダルは開会式について「間違いなく、私のテニスキャリアの中で最も感動的な瞬間の一つだった」と断言。直前まで当人も知らされないとは、斬新な開会式らしい演出だった。












