新日本プロレス12日愛媛・宇和島大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦で、STRONG無差別級王者のゲイブ・キッド(27)がタイチ(44)に敗れトーナメントから姿を消した。

 1回戦(8日、後楽園)で「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮に完勝を収めたゲイブと、シード扱いで2回戦からの登場となったタイチの一戦は一歩も譲らない意地の張り合いとなった。一進一退の攻防から3冠パワーボムでマットに突き刺さったゲイブは、アックスボンバー、バックドロップホールドと怒とうの猛攻にさらされる。

 負けられないゲイブはブラックメフィストを狙われたところでパイルドライバーに切り返し反撃。ラリアート合戦からローリングラリアート、垂直落下式ブレーンバスターで攻勢に出た。
 ところがゲイブがタイチにパイルドライバーを決めてフォールにいったところで、何と成田が乱入しレフェリーのカウントを妨害。怒りのゲイブは場外に降りて成田に襲い掛かるも、H.O.TからはSHO&高橋裕二郎も加勢し、成田の改造プッシュアップバー攻撃を浴びてしまう。

 場外でダウンしたゲイブに対し、レフェリーは場外カウントを開始。大ダメージを受けたタイチもリング上で倒れたままだったが場外カウントが優先され、無情の20カウントが数えられた。

 まさかの形で敗退となったゲイブはノーコメントで控室へ。一方で勝ったタイチも納得がいくわけがない。バックステージでは「俺は勝っても負けても介入ありか? こんなんだったらゲイブにバラバラにされて負けた方がなんぼかマシだよ! ふざけんな!」と怒りを爆発させた。

「俺のモチベーション、そうやってそいでって楽しいかテメーら! 俺は誰かさんみたいに『挑戦させてくれ』って言って簡単に会社に認められるヤツじゃねえんだよ。実績も何もねえからこうやって一つずつ手を伸ばしてやってきてんだよ。何回挫折してもやってきてんだろ。それを何だよあのやり方。邪魔すんなよ!」と悲痛な叫びとともに会場をあとにしたタイチ。2回戦(15日、名古屋)ではかつてのパートナーであるザック・セイバーJr.との一騎打ちがついに実現するが、何とも後味の悪い結末となった。