日本サッカー界が、成長を続けているからこその〝課題〟に直面している。5日に都内で行われた日本サッカー協会(JFA)の技術委員会で、プロ入り前の若手選手が海外クラブからより注目を集めるようになっている現状についても議論され、大学連盟の参加者からは「ある意味、危機感を抱かないといけない」との発言があったという。
同委員会後、取材に応じた影山雅永委員長は、2月19日~3月2日に行われた、主に大学生が出場した「デンソーカップ」(静岡)での目撃を踏まえ、こう語った。「海外クラブのスカウト、スポーツダイレクターが非常に多くてびっくりした。こういうふうになってきたんだなと感じた」
このような傾向に、影山委員長は「海外移籍のハードルは下がったが、それで全ての選手が価値を上げられるわけではない。それぞれの選手が成長につながるような仕組みを指導者、JFA、Jリーグみんなで考えていかないといけない」と力説した。
その上で、同委員長は「オランダやベルギーも同じ悩みがあって、18歳でビッグクラブに行っても活躍できないまま、いろいろなクラブに回されて24歳くらいで自国に戻った時にパフォーマンスが下がってしまうこともある。ベルギーでは拘束はできないが、自国で実力をつけてもらうようなガイドラインを出している」と例を挙げた。
日本も世界基準になってきた証しだが、伸び悩みや才能の喪失となりかねない早期の海外移籍を生まないためにも、より細かな対応が求められていきそうだ。












