ソフトバンクの開幕投手に決まっている有原航平投手(32)が宮崎春季キャンプの27日、韓国・斗山ベアーズとの練習試合(アイビー)に先発し、予定の1イニングを1安打無失点に抑えた。この日は「しっかり真っすぐを投げられるように。キャンプから取り組んできた体の動きができるようにというテーマで投げた」という右腕。わずか9球のショータイムだったが、仕上がりの良さをアピールするには十分だった。

 安打を許した一球に自ら焦点を当てたところに、順調なステップをうかがわせた。降板後「ヒット(中前打)を打たれたところ、あの球でファウルを取れたらなって思っていた。そこが次の課題。今の状態を確認できたので上げていきたい」と言及。斗山の主砲を務めるヤン・ウィジ捕手(37)に打ち返された147キロの真っすぐは相手の技術が勝ったシーンだったが、それで良しとはしなかった。

 韓国代表の常連であるヤンは、2023年WBC1次ラウンドでダルビッシュから痛烈な先制2ランを放つなど強打で知られる。KBO通算262本塁打を誇り、首位打者や打点王を獲得してきた名捕手。東京五輪やWBCに複数回出場してきた強打者との勝負を通して、冷静に現在地を確認するあたりが鷹の大黒柱らしかった。