ヘンリー王子の米国ビザ申請書類問題で、国土安全保障省(DHS)の弁護士らが書類の一部を公開することに同意したため、王子のビザ問題は大きな展開を迎えることになった。英紙デーリー・メールが21日、報じた。
書類は4項目に分かれており、DHSの弁護士らは、3つの項目は編集することで公開できると述べた。これによりヘンリー王子が移民申請書で薬物使用について嘘をついたかどうか、最大の判断材料が公開されることになる。しかし、裁判官が非公開とすべきと判断した情報を公開しない限り、4番目の文書は公開できないという。
この訴訟は右派シンクタンクのヘリテージ財団によってワシントンの裁判所に持ち込まれていた。財団は昨年、移民を監督するDHSがヘンリー王子の書類に関する情報公開請求を拒否したとしてDHSを訴えたが、昨年9月にはカール・ニコルズ判事が王子にはプライバシーの権利があるとして、ヘリテージ財団に対してすべての文書の公開要求を拒否。その後、財団は新たに訴訟を起こしていた
今回の決定は、数週間前、ニコルズ判事がワシントンDCでの公聴会で「プライバシーを侵害しない限り、最大限の開示を望む」と文書の公開を条件付きで認めたことを受けて下された。その際、ニコルズ判事は、米国政府がこの事件に関連するどの法的文書を開示できるかを表明する期限を2月20日と設定。この日の決定に至った。
DHSの弁護士ジョン・バルド氏は提出書類の中で、「項目1~3の編集版は公表できると判断した」と語った。書類には「具体的には、被告は、裁判所が被告が非公開と判断する情報を明らかにする可能性のあるこれらの項目のすべての情報を削除することを提案する」と記されている。バルド氏は、資料は3月6日までにニコルズ判事に渡される予定だと述べた。しかし、4番目の書類項目についての詳細は明らかにされなかった。
この文書は、ニコルズ判事がヘンリー王子のビザ申請書に関する資料を「最大限」公開したいと発言してから数週間後に裁判所へ提出された。
ちなみに今回の急展開はドナルド・トランプ大統領が、自らを「キング」と呼ぶ肖像画で王冠をかぶった写真をSNSに投稿してから数日後に起きた。トランプ大統領は以前、ヘンリー王子を国外追放するつもりはないが、「王子は妻と十分に問題を抱えている」ので猶予を与えているだけだと語っていた。今回の文書公開緊急決定は大統領の介入があったのか。いずれにせよヘンリー王子は最大の危機を迎えた。












