トルコで8年間にわたって逃亡していた男が、女性のような外見で生活し、実の妹の身分証まで使って警察の追跡をかわしていたことが分かった。トルコのニュースチャンネル「TV100ハベル」などが先日、報じた。
 逮捕されたのはトゥールル・バシャル容疑者。現地報道によると、バシャル容疑者は2010年、黒海沿岸のサムスンで、公務員など公的な立場を装って窃盗を働いた罪で有罪となった。その後、18年2月28日から逃亡生活を続け、警察が行方を追っていた。

 ところが、長い逃亡生活の間に外見が大きく変化していた。警察が捜査を進める中で、バシャル容疑者がトランスジェンダーとなり、女性の姿で生活していることを突き止めたという。一方、通信社などには単に「女性の格好をしていた」とする報道もあり、実際に性別移行のための医療措置などを受けたかどうかは確認されていない。

 さらにバシャル容疑者は、妹の身分証を使用していたことも判明した。警察は古い写真だけでは本人確認が難しいほど変わった外見を手掛かりに捜査を進め、イスタンブールのカドゥキョイ地区にいることを特定。張り込みなどを経て身柄を確保した。

 逮捕時には妹の身分証を所持していたとされ、「他人の身分情報を使用した」容疑でも手続きを受けた。その後、カドゥキョイの警察署に移送された。

 トルコのネット上でも、あまりの変貌ぶりが話題に。投稿型掲示板「エクシ・ソズリュック」には「一番興味深い事件だ」「女装したというより、写真を見る限り女性になったように見える」など、驚きの声が寄せられた。