日本中が深い悲しみに包まれた。ヤクルトは19日、球団マスコット「つば九郎」を支えてきた社員スタッフが死去したと公式ホームページ上で発表。「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました」と報告し「球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します」と続けた。

 ヤクルトの中では選手をしのぐ人気を誇り、燕党だけでなく全12球団のプロ野球ファンから敵味方問わず愛されてきた。1994年4月9日の阪神戦(神宮)からデビューを飾ると、たちまち人気キャラとして定着。フリップ芸やヘルメットを使った「くるりんぱ」など、さまざまな特技でスタンドを沸かせ、昨今では中日球団マスコットのドアラとのコラボでディナーショーまで定期的に開催されるほどの「スーパースター」となっていた。

 しかし今月6日に体調不良により長期療養が発表されると、多くのファンから心配の声が上がっていた。この日、球団側は公式ホームページ上で「体調不良の発表以来、温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました。今後の活動については、しばらくの間休止となることをお知らせいたします。なお、皆さまにおかれましては、故人のプライバシーを尊重し、温かく見守りくださいますようお願い申しあげます」ともつづっている。

 本紙もこれまで幾度となく、つば九郎の独占筆談インタビューを掲載。得意のフリップ芸で数多くの〝迷言〟〝珍言〟を書き込み、多くの読者を楽しませてくれた。SNS上でも早々と「つば九郎」がトレンドで1位に上り詰めるなどショックが広がっている。