やはりライバルはモンスターだ。ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27=M・T)が、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)とデビューからの連勝記録更新をかけて激突することに意欲を示した。
中谷は13日、神奈川・相模原市内の所属ジムで同級6位ダビド・クエジャル(23=メキシコ)との3度目の防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)へ向けた公開練習を行った。この試合のために作成した30戦全勝を意味する「30―0」の文字を記したTシャツを着用して登場。「あっと言う間の30戦目なんですけど、1試合1試合、丁寧に全力で戦ってきた数字だと思う。しっかり自信を持って、いい結果で、いい内容で終わらせたい」と誇らしげに語った。
デビューからの連勝の日本記録はピストン堀口の47だが、引き分けを挟んでのもの。全勝ならば亀田和毅(TMK)の31が最多となる。和毅の記録は31で止まっており、現在29連勝中の中谷と井上が記録更新の最有力候補と言えるが、中谷は「積み上げてきたものなので大切ですけど、あまりこだわらずに」と冷静だ。
中谷はこの試合を突破すれば、日本タイ記録がかかる次戦は団体王座統一戦が濃厚とみられ、来年には井上との対戦が計画されている。順調にいけば、2人の対戦が実現するときには、ともに記録を更新しているのは間違いない。さらに、勝者の記録は更新され、敗者の記録は途絶える。まさに記憶にも記録にも残る頂上決戦となることに、中谷は「そうですね。そうなるように一戦一戦やります」と静かに闘志を燃やした。
気が早いかもしれないが、今から実現が待ち遠しい。












